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動画で学習することは本当に効果はあるのか?

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eラーニングという学習方法が一般的になり、約十数年が経ちました。当時「教育の革命だ」ともてはやされたeラーニングも、今ではさほど取り沙汰されていません。

一過性のブームで終わったのか、それとも本当に根付き、話題に上らないほど普通に浸透したのか。現状はどうなっているのでしょうか。

 

そこで、今回はeラーニングの1つである映像を使って勉強するということが本当に効果があるのか?ということを論じてみたいと思います。

 

eラーニングが一般的なものになったのは、インターネットが発達し誰もが場所と時間を選ばずにしかも比較的ローコストで学習できるようになったからです。

特に、パソコンやスマホによっていつでもどこでも映像を見ることができ、 WEBサービスそのものも進化し、教える側と教えられる側が双方向でコミュニケーションが取りやすいという利点があります。

 

もちろん、すでにそれらのメリットを生かしたサービスはたくさんあります。

世界的に有名なサービスは、遠く離れた従兄弟に数学を教えるための動画として始まったカーンアカデミーや、大学の講義を全て無料で配信しているMoocsなどがあります。

日本で最近話題になったものは、リクルートが始めたスタディサプリです。

 

しかし、何と言っても、日本で映像授業を本気で推し進めたのは東進ハイスクールです。

東進ハイスクールの映像授業の歴史は意外と古く、それは当時出たばかりの衛星放送を使って授業を配信をしていた1990年代まで遡ります。(参考:株式会社ナガセHPより)

 

ただし、当初から映像授業がうまく行っていたわけではなく、衛星放送の授業配信は莫大なコストがかかる上、当時は授業を生中継というやり方では、思ったほど生徒が集まらないなどの理由で失敗に終わっています。

衛星放送での授業配信はうまくいかなったのですが、そこであることがきっかけとなり、東進ハイスクールはブレイクスルーを果たします。

 

それは映像を生中継で配信して授業をする形式ではなく、それらを録画してライブラリー化するということを始めたのです。

そうすると、時間や場所の制約から解放され、さらには学習者の実力によって授業のスピードをコントロールできるというメリットが生まれました。さらにインターネットの登場により、パソコンやスマホで映像授業を見ることができるようになったことで、飛躍的に効率的になり、それで一気に東進ハイスクールの映像授業方式は広まったのです。

 

現在、東進ハイスクールが行なっている学習方式は以下のような仕組みで運用されています。

 

1.校舎の中に、個別のブースを用意しそれぞれのブースにはパソコンを置く。

2.生徒は、その個別のブースに来て、自分の受けるべき授業を受ける。

3.授業が終わった終わった後は、パソコン上でそのまま復習テストを行う。

 

それで、生徒が勉強するようになれば、もうオシマイです。

めでたしめでたし……

というわけには実は、行きませんでした。

 

そうです。実は、生徒は自から進んで授業を進め、勉強ができるようになっているわけではありません。

いい授業が準備されていても、それを的外れな授業を受けてしまっては意味がないし、そもそも何もわからない状態で辛い勉強を一人で進めていくのは大変なことなので、東進ハイスクールには、指導するプロ達がいて適切な授業を指導したり、励ましてくれたりしてくれる人たちがいるのです。メンターやチューターの役割に近い人たちです。

eラーニングだけでは、人は勉強できません。必ず補助たる人が必要なのです。

 

実際、eラーニングのブレークスルーはその点にありました。

ツールだけ与えても生徒は勉強できない、それを謙虚に受け入れ、eラーニングの欠点を補完する仕組みを一早く確立した東進は2000年代前半から急速に業績を伸ばし、現在では全国に1000校以上にもなる業界でも指折りの生徒数を誇っているのです。

 

 

さて、最後にとても大切なことをお話します。

上で話したように、eラーニングで勉強していて本当に学習効果はあるのか?という質問に対する回答は、Yesです。

しかし「志望校に合格するのか?」という質問に対しては、実はNoです。

何故でしょうか。

 

合格するためには試験で合格点を取らなければいけません。

では、合格点はどうすれば取れるでしょうか?それは試験会場に行って、解答用紙に書かなければいけないのです。当然ながら。

今、当然だと思った方。実はここに最大のポイントがあるのです。

 

学習時に、わかりやすい授業ではものすごく良く理解できて、自分ではわかったつもりでも、受験の場合は最後は解答用紙という紙に鉛筆など筆記しないといけないのです。

だから結局は紙と鉛筆で解答が書ける練習をしないといけないし、マーク式の問題だって、数学であれば紙と鉛筆で計算をして、思考をして解答を導かないといけない。

つまり、学習して得た知識を求められる成果の形に合わせてアウトプットの勉強をしないからには、決してできるようになるとは言えないのです。

 

受験であれば、試験で点をとるためには、問題集などを使って手を動かして紙に解答すると言う具体的な訓練をしなければなりません。

また、受験勉強でなくても、例えば営業研修であれば、座学だけでなく、それは対面でその状況に合わせた会話などの練習をしてはじめて実際に使えるようになっていきます。

よく言われる「手を動かせ」というのは、まさにそういうことです。

 

だから現在のeラーニングによる映像授業とは、それはあくまでも知識の吸収やインプット用のツールに過ぎないもので、理解を促進するには抜群に便利の良いものですが、アウトプットは最後に求められている形で自ら手を動かして訓練をしなければいけないのです。

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