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自社ホームページを放棄したメディアまで現れた「分散型メディア」とは何か?

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自社でメディアを持ち自ら発信することで集客を行うオウンドメディア、ネット上のコンテンツをキュレーションし自社メディアで配信するバイラルメディア。

 

いづれも自社メディアにアクセスを集中させPV数を伸ばすことで、メディアとしての存在価値を高めることに成功しました。PV至上主義(ページの閲覧数こそすべてという考え)とマッチし、それらは広告媒体としての主要な収益モデルとなっています。

 

しかし、時代は常により効果のあるものが求められます。ここに来て新しい流れが来つつあります。最近「分散型メディア(Distributed Media)という言葉を聞いたことありませんか?

 

「分散型メディア」とは、自社でメディアを持たずに(もしくは通さず)に、記事や動画コンテンツをユーザーへ直接届けるという手法を使っているメディアのことです。現在、「分散型メディア」としてアメリカで話題になっているメディアの1つがNOWTHISというメディアです。(他に有名なものにBuzzFeedがあります)

 

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見ての通り、このメディアのトップページには

ホームページ。(わざわざ見に行くのは)もう古いよね、今日ニュースはあなたの身のまわり(あなたのSNS)にあるんだしさ。」(筆者意訳)と。

 

このNOWTHISというメディアは自社のホームページを持つことを全く放棄し、そのかわりに、ソーシャルメディアを使って直接コンテンツをユーザーへ届けることのみを、情報の拡散方法として選んでいるのです。すでに多くの人はTwitterやFacebook、Instagramなどのソーシャルメディアを自らのポータルとして使っています。だったらそこに「そのまま届けちゃえばいいじゃない」。ということなのです。

 

NowThis News をご存じでしょうか? 数十秒から1分程度の短い尺で見せる“ニュース”動画を揃えたメディアであり、2014年に急速に成長したメディアとしても有名です。14年の夏に月間100万回程度の動画視聴であったものが、年末にはなんと4000万視聴にまで成長を遂げといわれています(参照 → Anthony Ha「NowThis Media Raises Another $6M To Deliver Video News Stories In Less Than A MinuteNowThis News、新たに600万ドルを調達し、1分に満たない動画ニュースを供給へ)」) 。
そのNowThis Newsが、この2月に BuzzFeed の先手を打って(?)自社サイトの運用を止めてしまったのです(参照 → Jeremy Barr「NowThis scraps its website, goes all-in on social(NowThis、Web サイトを廃棄し、すべてをソーシャルメディア上へ移行)」)。

—-分散メディア革命/NowThis News が示す Webサイト消滅への道より引用

 

NOWTHISは様々なSNS上にアカウントを開設し、それぞれのSNSをハブとして情報の拡散をしています。

 

YouTubeのチャンネル

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Facebookページ

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インスタグラムアカウント

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ユーザーをそれぞれのSNSで囲いそのメディアに合わせた動画を制作し、ドカンと届けてやろうってわけです。自社へのリンクなんか必要ありません。それぞれのSNS上にアカウントを作ってそのメディア内でコンテンツを持ち配信することのみに集中すれば、自社でホームページすら持つ必要がなくなるわけです。

 

ではNOWTHISはどうやって収益を上げているのか?

 

彼らは上記引用記事にあるように数十秒から数分程度の動画を制作しているのですが、その多くはネイティブ動画広告であったり、動画が大手メディア配信先とのレベニューシェアをされていて、それが収益モデルとなっているのです。

 

それはPV至上主義からの脱却を意味しています。主な収入源がネイティブアドにかわることで、コンテンツの質そのものの良し悪しが問われてくるわけです。実際にNOWTHISの最大の強みはその動画コンテンツの質を保つことができることなのです。

参考:NY激流メディア NowThis を通じてみる米メディアトレンド(ハフィントンポスト)

 

おそらくこのような流れの中で、現在のSNSのトレンドが動画配信に大きく傾いてきているんだと思います。日本でもNOWTHISのように動画コンテンツをしっかり制作できるメディア(それはコンテンツメーカーと言った方がいいかもしれない)が今まで以上に必要とされるのではないでしょうか。

 

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