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人工知能(AI)による動画コンテンツ業界に迫る変化

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現在、人工知能(AI)によってこれまで人間が行ってきた仕事の7割近くが奪われるのではないかと考えられています。

実際、まだ開発段階であるにも関わらず、既に、人間の仕事の質と遜色なく行えている仕事が多数存在します。その様な状況で、人工知能(AI)は、動画マーケティング業界にどの様な影響を及ぼしていくのでしょうか。

 

人工知能(AI)とは

人工知能とは、一言で「人工的に作られた人間のような知能」です。

一般的には、人工的にコンピューター上などで人間と同様の知能を実現させようという試みや、そのための一連の基礎技術を指します。例えば、最近では、人工知能を搭載したコンピューター将棋プログラム、銀行や保険会社でのオペレーションサポートを人工知能が行う等、私達の生活にも近い存在となってきています。

 

AIにより制作された動画事例①

下の動画は、2016年8月に米IBMの人工知能「ワトソン」が制作した、映画「モーガン」の予告編です。

これは、AIが制作した世界初の映画の予告編となりました。人工知能「ワトソン」は、約100編のホラー映画の予告編を学習し、映画「モーガン」で最も緊張感を醸し出す10以上のシーンを選択し、つなぎ合わせ、人間の編集者が少し手を加えはしたものの、通常であれば10日から1ヶ月かかる作業をわずか24時間後に新しい予告編を作り出しました。

 


出典元:Morgan|IBM Creates First Movie Trailer by AI[HD]|20th Century FOX
https://youtu.be/gJEzuYynaiw

 

AIにより制作された動画事例②

モンデリーズ・ジャパン株式会社が「クロレッツ ミントタブ」シリーズ初のリニューアルを記念し、世界初の人工知能クリエイティブディレクター「AICDB」にWeb限定CMを依頼し、人間クリエイターVS人工知能のCM制作対決を行いました。

CM対決の結果は、人間クリエイター得票率54%、人工知能クリエイター得票率46%という結果になりました。人工知能「AI-CDB」は人間に僅差で敗北しました。

↓人間クリエイターによるCM


出典元:クロレッツミントタブCM「青空」篇|
クロタブ スッキリCM国民投票 人間VS人工知能
https://www.youtube.com/watch?v=8cWHxd3k4gs

 

↓人工知能によるCM


出典元:クロレッツミントタブCM「都会」篇|
クロタブ スッキリCM国民投票 人間vs人工知能
https://youtu.be/wMQ1AHB2XhQ

 

動画コンテンツの現在の問題

【視聴者が抱える問題】                                                            

 視聴者側が抱える動画コンテンツの課題としては、タイトルや説明文だけでは動画の中にどのような情報が含まれるのかが分からない、すなわち検索性が低いということがあります。これらを解決する上での課題は、動画内に含まれる音声であったり、画像の内容であったり、そういった情報を認識・識別し言語化することです。

【事業者が抱える問題】

企画構成で必要とされるのは、効果を高めるための企画や演出の立案、プロダクションやポストプロダクションの制作段階では、制作の各工程の効率化・簡素化によるコストの削減、配信においては、広告(ターゲット・面・コンテンツ内容)の最適化・効率化などが求められます。

 

人工知能を活用すると動画マーケティングはどう変わっていくか

 

 動画コンテンツの言語化

 これを実現する為の手段として、「音声認識・言語処理」と「画像認識」があります。音声認識については、これまで難易度が高い研究ジャンルと言われてきましたが、GoogleやAmazon、MicrosoftやAppleなどのリーダー企業のリソース投下や、ビッグデータ・GPU・Deep Neural Networkの進化によるディープラーニングの技術革新により、認識精度が飛躍的に進歩しています。

 2016年10月には、Microsoftの研究チームが開発した音声認識システムが、ワードエラーレート(誤認識率)5.9%を達成したという研究成果が発表されました。この5.9%という数値は、人間の耳と同等かそれ以上のレベルを表しています。

 

ストーリーの作成

 昨年、始めにご紹介した人工知能「ワトソン」による映画の予告編制作等、クリエイティブ領域における人工知能の活動が話題になりました。

 ストーリーにおける詳細設計は人間が手を加えなければならないという課題がありますが、人工知能はデータに裏打ちされたロジカルなクリエイティブディレクションが出来るという可能性を感じさせるものでした。

 現状の課題として、動画自体を細かい要素に分解して学習させるという点があり、詳細なストーリーや演出までは取り扱いすることができませんが、認識技術の向上により学習効率が上がれば、いつの日か人工知能だらけのスタッフロールを拝む日がくるかもしれません。

 

制作サポート

 作品の制作フェーズにおいては、しばらくの間は人工知能と人間の競争が続くと考えられますが、人工知能によりこれまで実現出来なかったものを表現することが可能になります。また、制作工程が簡素化する可能性もあります。

 既に画像処理のジャンルでは、モノクロ画像をカラー画像に加工することや、あるクリエイターの作品を学習し作風を真似た効果を自動でつける、対象物の輪郭を認識して切り抜きを補助するなど、人工知能を活用した様々な編集技術が現れてきています。

  今後、更に画像認識の技術が上がっていけば、動画編集の世界においても、高度なマスク処理や合成や色補正など、これまで膨大な手間や時間がかかっていた工程が効率化していくと考えられます。

 

マーケティングや広告の効率化

 国内でも、大手からスタートアップの企業まで、広告の入札戦略・予算配分などの最適化や自動化、MAやLPO、Web分析や接客等、多様なジャンルの人工知能に関するサービス開発に取り組んでいます。

 今後、制作サポート技術として、視聴率や視聴者の行動予測が加われば、視聴者の反応等によって動画の構成が変わるというツールも登場するかもしれません。

 

人工知能ビジネスの今後の流れ

【人工知能と人間の協力の必要性】

 人工知能は大手企業なども次々に導入しており、私達の生活の中には着実にかかわりが出てきています。もともと人工知能は1950年代から研究が始まり、2020年頃までにはコンピューターが表現できるようになるまで成長すると予想されています。

今後は、人ができる業務と人工知能が出来る業務に2極化すると考えられています。人に共感する完成や、人とのコミュニケーションを深めることは人工知能にはできません。文化や芸術を理解することもできないため、人間らしい表現方法を生かした職業なども人工知能にとって代わられることはないのです。

 

最後に

これまでの中で、人間の仕事がAIに奪われてしまうのではないか、という心配が増してしまった方もいらっしゃるのではないかと思います。

しかし、人工知能だからこそ出来る事があれば、人間だからこそ出来る事があります。その「人間だからこそ出来ること」を大切にして、今後人工知能と協力して発展していくことが最も重要なことになってくるでしょう。

 

参考

・What’s AI 「人工知能って何?」
https://www.ai-gakkai.or.jp/whatsai/AIwhats.html

・The Finance 『人工知能(AI)とは?非エンジニアのための「よくわかる人工知能」』
https://thefinance.jp/fintech/160621

・O2O INNOVATION LAB「人工知能の全貌に迫る!人工知能の活用事例10選」
https://www.abeja.asia/o2o/leading-edge-technology/ai-leading-edge-technology/deepleaning/post-10262/

・Sitest「人工知能がコマーシャルを作成。人間と対決した結果は?」
http://sitest.jp/blog/?p=7441

・SMARVEE PRESS「人工知能で動画マーケティングはどこへ向かうのか?」
http://smarvee.com/column/artificial-intelligence-and-video-marketing/

・デジハリオンラインスクール「人工知能とクリエイティブの上手な付き合い方!?」
http://online.dhw.co.jp/kuritama/how-relationship-of-ai-and-creative/

・ITmediaエンタープライズ『AIで映像制作に「革命」が起きるーフジテレビとマイクロソフトが連携、その狙いは?』
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1703/30/news047.html

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