インタビュー映像を制作する上で、企業担当者が撮影する前に準備しておかなければいけないこと

インタビュー映像は、会社紹介、採用、お客様の声等、幅広い映像制作の際に用いられる手法です。
お客様とすり合わせを行なっていると「インタビューって撮影するだけでしょ?ひとまず時間だけ確保しておけば・・・」といったことを仰ることもあります。
ただ、答えはNOです。
意外とインタビュー映像は、事前に細かいことを決めておくことが成功のポイントだったりします。今回はインタビュー映像を制作する際の準備や撮影のコツをご紹介します。
インタビュー映像を制作する上で押さえておくべきポイント
インタビュー映像を制作する際は、最低限でも6つの項目は押さえておきましょう。
インタビュー先の場所・日時
自社内なのか、スタジオなのか、はたまたお客様先なのか、特にお客様先の場合は、地方の撮影になる場合も想定されます。また、社員でもお客様でも、どの時間に撮影を依頼するのか、早めに調整しておきましょう。
また、撮影場所(背景等)も重要です。背景が書類山積みのラックが映り込んでいたり、また電話がジャンジャンなっていると、せっかく良いインタビュー映像を撮れたとしても、台無しになってしまいます。
インタビュワーは誰がやるのか
インタビュワーは以下の3つが想定されます。
①撮影者 ②撮影依頼者 ③プロのインタビュワー
撮影者がインタビューを実施する場合、コストを抑えることはできますが、インタビュー先との関係性ができていないため、カンペを使用することが多くなります。そうなると、一言一句間違わずに話せますが、どうしても、言わされている印象が出てしまいます。インタビュワーを撮影者に依頼する場合は、可能な限り撮影時間を長めにとり、自然体のところを支えるように工夫しましょう。
撮影依頼者が実施する場合、関係性ができていることが多いので、社内でもお客様先でも自然なインタビューを演出することが可能です。
こだわりたいという方は、プロのインタビュワーに依頼する方法もあります。関係構築も質問の仕方もプロですので、特に問題なく進めることが可能です。ただその分、価格があがるという特性もあります。
インタビューを受ける方は喋りなれているか
インタビュワーが良くても、受ける方が喋りなれていないとうまく撮影が進まないケースもあります。誰にお話いただくのかの選定の部分からがポイントになりますし、可能な限り撮影時間を長めにとるのも対策となります。
インサートカットをどうするか
インタビュー映像は淡々と話す映像だけが続くと、変わり映えしないつまらない映像になってしまいます。そこで登場するのがインサートカットです。
参考映像)リクルート_社員インタビュー
通常のインタビュー映像が続きます。
これがインサートカットです。
雰囲気を出すために、動画素材を活用することもあります。撮影では撮れなかったイメージを伝えることも可能になります。
全体の映像はこちら
ただインサートカットも、なんとなく社内風景や、利用イメージを流すだけでは効果的な映像は制作できません。しっかりとストーリーを踏まえた、インサートを制作しましょう。
参考映像)Salesforce_導入事例インタビュー(コニカミノルタ)
今後、人口の35%が高齢者になり、訪問型の医療が主流になり、そういった中、コニカミノルタはどういったサービスを提供し、Salesforceはどういったサポートができるのか、をつたえるストーリーです。
通常のインタビュー映像
医者が高齢者の自宅に訪問しているカットです。
医者とコニカミノルタ担当者のカット
全体の映像はこちら
これは、映像全体を通じて伝えたいことがあり、そのストーリーに乗っ取って、インサートを構成しているので、すっと入ってくる映像表現となっています。インサートを入れる際も、ぜひストーリーにこだわってみてください。
まとめ
インタビュー映像を制作する際は、ぜひ以下の4点気をつけてみて下さい。
・インタビュー先の場所・日時
・インタビュワーは誰がやるのか
・インタビューを受ける方は喋りなれているか
・インサートカットをどうするか
きっと他社とは一味違ったインタビュー映像を制作できるはずです。

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