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解像度で動画マーケティングの成果が変わる?「見せる」動画を考える

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なかなか再生されない動画は、解像度の設定が間違っているかも知れません。動作が悪い動画は内容が面白くても、ユーザーに避けられてしまいます。画質と容量を考え適切な設定をすることが、動画配信の効率を高める第一歩です。

「動画がなかなか再生されない」「再生中に止まってしまう」などの問題がした場合、動画自体の解像度の設定に原因かもしれません。解像度は、動画の見栄えと容量に関わる要素です。良かれと思って綺麗に作り込んだ動画が、ユーザーにとってストレスになっている可能性もありますよ。ユーザーに動画を見てもらうには内容と同じく、解像度の設定も大切なポイントです。そこで、解像度について理解を深めて、コンテンツの内容に適した設定になっているか見直してみましょう。

解像度の基礎知識

「1080p・HD・4K」これらは全て、動画の画面解像度を表す言葉です。まずは解像度の基礎的な部分から確認してみましょう。

解像度とは

解像度は画面に表示できる画像(情報)の密度です。解像度が高ければ画面内に多くの画素で描写できるので、細部まできれいに表示できます。例えば、縦横10cmの四角形を思い浮かべてください。その中に、1cmのマスが並んでいると10×10マスで表示できます。これが0.5cmのマスになると20×20マスと、より多くの情報を入れられるのがわかると思います。これが解像度の基本的な考えです。

YouTubeの推奨解像度

多くの広告動画が流れるYouTubeでは、パソコン向けの推奨解像度が明記されています。

・2160p: 3840×2160(4K)

・1440p: 2560×1440

・1080p: 1920×1080(フルHD)

・720p: 1280×720(HD)

・480p: 854×480(DVDと同等の解像度)

・360p: 640×360

・240p: 426×240

YouTubeの動画は、右下の歯車アイコンで視聴しているユーザーが解像度を変更することもできます。実際に試してみるとわかりますが、少しずつ解像度を上げていくとある程度のところからは違いがわかりません。実は、視聴端末のディスプレイにも表示可能な解像度の限界があります。そのため、どんなに高解像度の動画を見ようとしても、再生はできても表示限界以上はきれいになりません。制作側できめ細かな美しい動画を作成していても、ユーザーには届いていないということになります。

解像度が動画に与える影響

解像度を高くしても視聴する端末によっては、本来の美しさで視聴できません。ですが、端末ごとの美しさの上限で再生はできるので、「全て高解像度で作ってどの解像度にも対応する」という考えもあります。「見た目」だけを考えるのなら、この考えは間違いではありません。ですが、動画視聴における大きな問題も引き起こしています。それは、動画のファイルの容量増加です。

解像度が高い=動画が重い

高解像度の動画は、ファイルサイズが非常に大きくなります。動画の長さが同じであれば情報量が多い動画のほうが、ファイルサイズが大きいのは当然です。ファイルサイズが大きいと、動画を視聴する際のデータ伝送が遅くなったり、通信量が多くかかったりとデメリットが発生します。特にスマホであれば、月々に決められたデータ通信量の上限に達してしまうことも考えられます。再生がスムーズにいかない、再生できても容量がかかる動画はユーザーに好まれません。高画質できれいな動画であることが、必ずしも良いことだとは限らないのです。

 

最適な解像度設定

解像度を設定はする時の考え方としては2つ、「一般的な解像度」と「コンテンツの内容」です。

1. 一般的な解像度

まず、ユーザーが閲覧している端末は同じではありません。パソコン、スマホの違いはもちろん、機種によっても画面サイズは違います。その中で、日本では16:9比率の、フルHD画質のシェアが多いと言われています。より高解像度の4Kモニターを使用している割合も年々増えてはいますが、まだ一般的とはいえません。制作したとしてもその解像度で見られる可能性は低いので、1080p、 1920×1080前後を上限と考えてもいいでしょう。

コンテンツで考える解像度

商品や風景をより美しく細部まで見せたいのなら、高解像度の画像を作って下さい。ファイルサイズは大きくなりますが、きれいに見せたいコンテンツを荒い画質で表示しても意味はありません。一方で、セミナーの動画などであればそこまできれいに見せなくても良いはずです。見栄えよりもスムーズに再生されることを重視して、720pや480p程度の解像度でも構いません。なぜ動画を作ったのかを考え、その目的に合わせて解像度を設定しましょう。

その他の要素

解像度以外に動画が重い原因として「フレームレート」と「ビットレート」が考えられます。この2つに関しても確認しておきましょう。

フレームレート(fーps)

フレームレートは1秒間に何コマの画像が流れるかを表す単位です。「fps」で表記され、動画ファイル作成時やエンコード時に設定できます。動画は大量の画像データが連続で流れることで、スムーズに動いて見えます。コマ数が多ければより滑らかに、少なければかくついて見えるのでフレームレートの設定は大切です。一般的なメディアを例に出すと、テレビ放送は29.97fps、映画は24fpsで作成されています。ネット動画配信の場合は任意に設定できるので、解像度のようにコンテンツの要素に合わせて設定しておくことをおすすめします。

高フレームレートの問題

「スムーズに見えるならフレームレートは高いほうが良い!」この考えは解像度と似た問題があります。同じ再生時間の動画であればコマ数(情報量)の多い高フレームレートだと、画質が荒くなるかファイルサイズが増加します。1秒間に2MBのデータを使用している動画で考えた場合、30fpsと60fpsでは使える容量は次のようになります。

・30fps→2MB÷30fps=約67kb
・60fps→2MB÷60fps=約35kb

つまり、60fpsでは1コマ当たりに使える容量が30fpsより小さくなるので、画質が荒くなります。どちらも同じ画質で再生するには、60fps動画のファイルサイズを増やさなければなりません。短時間の動画なら気にならないかも知れませんが、動画時間が長くなるほど、容量の問題も大きくなっていきます。そうなると解像度と同じように、転送に時間がかかる、通信量がかかるといった問題が発生します。

フレームレート設定の考え

動画の滑らかさとファイルサイズのどちらかをとるかは、コンテンツに合わせ考えましょう。スポーツや調理風景を撮影した動きのある動画なら、フレームレートを高く設定するといった考えです。一般的な動画ならテレビとほぼ同じの30fps、動きの激しい動画なら60fpsで設定してください。一般的な視聴端末なら1秒間に60fpsが上限となっているので、それ以上に設定する必要はないでしょう。動きのない動画であれば、わざとfpsを下げ、動画容量を減らすまたは画質を上げるといった方法も効果的です。

ビットレート(bps)

ビットレートは、1秒間に何ビットのデータで作成されているかを表す単位です。8ビット=1バイトなので、1Mbpsの動画は、1M÷8で秒間0.125Mバイトのデータ量になります。ビットレートもフレームレート同様、任意に設定可能です。ビットレート設定が高いと、1秒間のデータ容量が多くなるので画質がきれいに、ファイルサイズが大きくなります。考え方や問題点としては解像度とあまり変わらないでしょう。そのため、データ量を抑え、必要な画質を確保するための設定が必要になります。

ビットレート設定の考え

高解像度・高フレームレートの動画でも、ビットレートが低ければ画質は荒くなります。逆にビットレートが高くても元となる解像度が低ければあまり意味はありません。そのため、ビットレートを設定する前に解像度とフレームレートを設定して下さい。たとえば、動きの少ないセミナー動画で考えてみましょう。伝えたいのはセミナーの内容であって、講師をきれいに見せることではないはずです。そのため、解像度は資料が見える720p程度で、フレームレートも30fps以下で良いでしょう。逆にスポーツやエンタメ系の動画であれば、きれいな画質でスムーズに動くほうが好まれます。解像度はフルHD、フレームレートは60fpsが最適です。

このように解像度とフレームレートを固定した上で、必要なビットレートを導き出します。ビットレートを徐々に下げながら何度かエンコードをして、許せるぎりぎりの画質の数値まで落として下さい。面倒な作業ですが、無駄に大きいファイルサイズの動画を配信しないために必要な工程です。ビットレートをギリギリまで落としてもデータ量が大きい場合は、解像度かフレームレートを落とせないか再度見直してください。場合によっては、動画の長さの調整も必要です。

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