動画の容量を小さくするには?圧縮方法とおすすめツールを活用しよう

撮影、作成した動画ファイルを仕事でやりとりしたり、オウンドメディアやSNSにアップしたりする際、気になるのが動画の容量です。容量が大きいとファイルの送信に時間がかかるだけでなく、サーバーの保存容量まで圧迫してしまいます。そこで、そんな状況を回避する為、動画の容量を小さくする為のポイントと、おすすめのツール2つをご紹介いたします。ぜひ参考にしてみてください。
動画の容量(ファイルサイズ)を小さくするには
動画の容量を小さくするには、様々な方法がありますが利便性・安全性・スピードなどを考えると専用の動画圧縮/編集ツールをおすすめします。もちろんフリーソフトでも容量を小さくすることは可能です。
まずは動画の容量を小さくする為のポイントを確認していきましょう。
容量を小さくできるポイント
動画の容量を小さくするには、基本的に以下のポイントを変更/編集する必要があります。
・再生時間
・ファイル形式
・解像度
・ビットレート、フレームレート
ツールを選ぶ時は、これらのポイントを編集できる機能がついているか確認するようにしましょう。
動画の再生時間
始めは、動画の再生時間(尺)です。
基本的に再生時間に比例して、動画の容量は大きくなります。そのため、不要な映像はカット(トリミング)し、必要な映像だけを残して再生時間を短くしましょう。そうすることで、容量を小さくすることができます。
ファイル形式の変換
次に、ファイル形式(フォーマット)の変換です。
動画ファイルには様々な形式があり、それによって特徴や容量が変わります。代表的な形式では「MP4」「MOV」「AVI」があり、中でも「AVI」は互換性が高く容量が大きい特徴があります。そのため、ファイル形式を変換する際は、比較的容量が少なく最も普及している「MP4」に変換すると良いでしょう。
解像度を変更
動画の画質と関係のある解像度も、高くなるにつれて容量は大きくなります。そのため、解像度を下げることで、容量を小さくすることができます。
ただし、解像度を下げると、動画自体のサイズ(縦横)も小さくなってしまうので、動画サイズが決まっている場合は、他のポイントを変更しましょう。
ビットレート・フレームレートを変更
解像度と同じく、ビットレート・フレームレートそれぞれの値が高くなるにつれ、それに比例し動画の容量も大きくなります。
動画ファイルにおいて、ビットレートは「毎秒あたりの映像/音声などの情報量」で、数値が高くなるにつれて映像が鮮明になります。また、フレームレートは「毎秒あたりのフレーム(コマ)数」で、数値が高くなるにつれ映像が滑らかに再生されます。
双方とも変更することで、動画の容量を小さくできますが、あまりに下げ過ぎてしまうと動画の質が著しく悪くなるので、ビットレートは「6~8Mbps(中画質)」、フレームレートは「60fps」程度にするようにしましょう。
動画の容量を小さくするおすすめツール2選と使用方法
次は、実際に動画の容量を小さくすることができる、おすすめのツール2つと使用方法をご紹介します。
VideoSmaller
手っ取り早く容量を小さくするなら、画質をあまり下げることなく圧縮できる無料オンラインサービスの「VideoSmaller」がおすすめです。
VideoSmallerの主な機能
VideoSmallerはソフトのインストールを行わず、オンライン上で動画サイズを小さくするサービスです。最大で500MBの動画ファイルをアップロードできるほか、MP4、AVI、MPEG、MOVといった現在主流である動画フォーマットに対応しています。また、アップロードした動画は数時間後に自動的に削除されるので、外部のサーバーに残り続ける心配はありません。
VideoSmallerの使用方法
引用元:動画のファイルサイズをオンラインで小さくする – VideoSmaller
■Step1.圧縮したい動画ファイルを選択する
「閲覧する」ボタンをクリックすると、エクスプローラーが表示されるので、圧縮したい動画(500MB以下)を選択して、「開く」をクリックします。
■Step2.縮小後の希望するサイズを選択する
動画の幅を変更したい場合は、プルダウンメニュー(初期表示は「縮小しないでください」)をクリックし、縮小後の希望するサイズ(横幅)を選択します。
■step3.オプションを選択する
以下2つのオプションがあります。希望するものがあればチェックをつけます。
・Use low compression level (best quality)
⇒圧縮レベルは低くなりますが、品質をあまり落とさず圧縮できます。
・Remove audio from video
⇒動画から音声を削除します。背景動画として使用したい時に便利です。
■Step4.動画をアップロードする
「動画をアップロード」をクリックします。容量によって時間がかかることがありますが、完了までそのままお待ちください。
■Step5.動画をダウンロードする
圧縮が完了すると、「Completed Downlod File」と書かれた枠が表示されます。ダウンロードリンクになっているので、そちらをクリックしダウンロードが終われば完了です。
公式サイトはこちら
FonePaw スーパーメディア変換
単純に圧縮するのではなく、容量を小さくする要素や動画自体を自分で編集したい場合は、使いやすくて多機能で様々なフォーマットに対応している「FonePaw スーパーメディア変換」がおすすめです。
FonePaw スーパーメディア変換の主な機能
動画と音声の編集、再生、変換、リッピング、ダウンローダーといった5つの機能が1つのソフトに集約されています。動画ファイルだけでなく音声やDVDも編集/変換できる便利なソフトです。WMV、MP4、FLVなどの形式に対応しており、動画の編集や形式変換によって容量を小さくすることができます。
Windows/Mac OSのどちらにも対応しているので、作業環境に合わせ活用してください。
FonePaw スーパーメディア変換 無料版インストールの流れ
無料版インストールの流れを、Windows版でご紹介します。なお、無料版では5分以上のファイルは5分しか変換されない、5分以下のファイルは半分だけしか変換されないといったいくつかの機能制限があります。
そのため、1度無料版を試して使用感を確認して、より長い動画を編集したい場合は、製品版を購入することをおすすめします。
■Step1.公式サイトのダウンロードページにアクセス
公式サイトはこちら
■Step2.無料ダウンロードする
中央のボタンで、windows版 or Mac版を選択してください。その後、「無料体験」をクリックしてダウンロードを開始します。
▼ダウンロードしたファイル名
Windows版:video-converter.exe
Mac版 :mac-video-converter.dmg
■Step3.インストールする
ダウンロードしたファイルを開き、「インストール」をクリックしましょう。
表示される言語を選択し、「OK」をクリック。
セットアップウィザードの開始画面が表示されるので、「次へ」をクリックしてください。すると使用許諾書が表示されるので、「同意する」を選択し「次へ」をクリックします。
インストール先の指定画面が表示されるので、「参照」をクリックして、任意のフォルダを設定しましょう。もちろん、そのままでも問題ないので、「次へ」をクリックしても大丈夫です。
その後、アイコンを追加するなどの追加タスクの選択画面が表示されるので、必要な項目を選び「次へ」をクリックしてください。
インストール準備画面が表示されるので、これまでのセットアップで設定した内容を確認し、「インストール」をクリック。
セットアップ完了画面が表示されたら、「完了」をクリックで、インストール完了となります。この時、「アプリケーションを実行する」を選択していると、すぐに「FonePaw スーパーメディア変換」が開きます。
スーパーメディア変換のファイル形式(フォーマット)変換方法
編集やリッピングなど様々な機能がある「FonePaw スーパーメディア変換」ですが、ここではファイル形式の変換方法をご紹介します。
■Step1.動画ファイルを追加する
まず始めに、画面上部の「ファイルを追加」をクリックして、ファイル形式を変換したい動画を追加します。
■Step2.ファイル形式を選択し変換する
次に、画面下部のプロフィール欄にあるプルダウンメニューをクリックします。「全てのプロフィール」「ユーザー定義」などの項目が表示されるので、「普通のビデオ」から任意のファイル形式を選択してください。
ファイル形式を選択した後は、画面右下の「変換」をクリックして変換を開始します。変換状況が表示されたら、完了するまでしばらくお待ちください。完了すると、保存先として設定しているフォルダに変換された動画が保存されます。
動画の容量を小さくするなら、専用ツールを活用しよう
動画の容量を小さくする為のポイントから、おすすめの圧縮ツールをご紹介しました。オウンドメディアやSNSに動画をアップすることがある方や企業はもちろん、その動画を観る方にも早く読み込めたり、通信量や頻度を抑えたりできるメリットがあります。動画の容量にお困りの方は、是非、圧縮ツールを活用してみてください。
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