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サイレントでも伝わる動画広告とは?参考になる事例と作り方のコツ

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音がなくてもユーザーに内容が伝わるサイレント動画のメリットや制作のポイントとは?

動きと音で商品やサービスの魅力を伝える動画広告は、テレビCMやWeb広告で活用されてきました。インターネットで動画を見るユーザーが増している近年では、音のない環境でもユーザーに内容が伝わる、サイレント動画の必要性が特に高まっています。

そこで今回は、集客や企業認知拡大のために動画コンテンツを活用したい方に向け、サイレント動画のメリットや制作のポイントをご紹介します。

 

視聴する環境に合わせた動画広告が重要

サイレント動画の重要性が高まっている理由は、スマートフォンユーザーの動画を再生する環境が変化しているためです。

 

サイレント(無音)動画が必要な理由

通勤や通学の途中、休憩中のちょっとした時間などに、スマートフォンやタブレットで動画を視聴するユーザーが増加しています。こういった背景を踏まえ、動画広告はモバイル端末を意識したコンテンツが必須となっています。

多くのユーザーが利用するFacebookでは、動画の約8割が無音の状態で視聴されているといわれています。公共施設や交通機関などで動画を視聴する際には、音声をオフにする必要があるためです。

少しでも多くの人に視聴してもらうためには、視聴環境を想定し、サイレント状態でもコンテンツの内容が伝わる動画広告を作成することが重要です。

 

SNSからの動画視聴が増加

FacebookなどのSNS上での動画の視聴数は、近年増加傾向にあります。この点からも、無音でも伝わる動画の重要性は増しているといえます。

SNSのタイムラインをきっかけに、動画を視聴するユーザーは、2016年から2018年にかけて約3倍に増加しています。また、動画視聴に利用する動画プラットフォームでみても、FacebookやInstagramをはじめとする、各SNSを介しているユーザーが増加しています。

一方、YouTubeは動画プラットフォームとしての存在感は依然として強い反面、2016年から2018年にかけてはあまり増加していません。このことから、動画視聴におけるSNSの重要性が増していることが分かります。

また別の調査では、SNSの動画は視聴数が増加しているだけではなく、動画広告の配信先としても効果的だと分かっています。

SNSのタイムライン上の動画広告は、無料動画サイトやニュース・ポータルサイト、キュレーションサイト、アプリなどに表示される動画広告よりも記憶に残りやすいという結果が出ています。

参考:モバーシャル株式会社「第5回スマホ動画視聴実態調査モバーシャル」

参考:株式会社マクロミル、株知会社デジタルインファクト「動画広告市場の動向に関する業界アンケート調査(第2回)」

 

サイレントでも楽しめる動画の事例

スマートフォンでの無音の視聴を想定して、動画コンテンツの多くはサイレント状態でも楽しめるよう工夫されています。

この項目では、サイレントでも楽しめる動画の事例をご紹介します。

 

Hotels.com‎

Facebookで配信される動画は、2017年の仕様変更まで音声なしの自動再生がデフォルト設定でした。その条件下でも視聴者に内容が伝わるよう、Hotels.com‎は、ユーザーにユニークなアプローチを取っています。

動画では、ホテルのロビーでピアノを弾く男性が映されます。動画の途中で「音がなくて良かったですね」とテロップが表示されると、男性の手元が映され、でたらめにピアノを弾いていることが分かります。音なしで視聴しているユーザーにこそ驚きを与えるという、無音再生を逆手に取った構成です。

動画の後半では、「僕はピアノの弾き方を知らないが、アプリをダウンロードすると滞在から10%割引できることを知っている。」と内容をしっかりと訴求しています。

出典:Hotels.com – The One Made to Autoplay Silently Online

 

クラウド会計ソフト freee

1人の女性が人事労務担当者としての悩みを歩きながら語り、「その悩みはこのソフトで解決できました」とソフトのコンセプト紹介するドラマ仕立ての動画です。

女性のセリフが全て字幕になっているため、サイレントでも内容を理解できます。動画の長さが1分程度と短いことも、スマートフォンでの視聴を意識したポイントのひとつです。

出典:人事労務 freee コンセプト(short)

 

テイストメイドジャパン

テイストメイドジャパンは、SNSで食や旅の情報を配信している注目のメディアです。

以下でご紹介している抹茶テリーヌのレシピ動画は、コマ送り風でテンポが早く、再生時間が1分以内と短い時間でまとめることで視聴者が見飽きないような動画に仕上がっています。

また、画面には材料名と簡単な作り方のテロップが入っており、サイレントでも作り方が理解できるようになっています。

さらに、YouTubeの動画説明欄へ材料と手順を記載しているので、動画を見直さなくてもレシピが分かる、という工夫もポイントです。

出典:【レシピ】とろける濃厚抹茶テリーヌの作り方

 

サイレントでも伝わる動画を制作するポイント

サイレントでも視聴者に伝わる動画を作るためには、テロップの表示とコンテンツの長さ、動画の切り替えが重要です。

 

テロップを工夫する

上記でご紹介した事例を見ても分かるとおり、Web動画ではテロップで内容を伝えることが大切です。テロップは、サイレント状態で内容を伝えるだけではなく、視聴者の行動へ影響を及ぼします。

米Instapage社が、Facebook上でテロップありの動画とテロップなしの動画を用いたA/Bテストを実施したところ、テロップありの平均視聴時間が、テロップなしより5%長いという結果が出ました。また、テロップなしの動画は、シェアやクリックの割合が15%以上減少しました。

参考: How Closed Captioning Facebook Videos Can Improve Viewership

このことから、動画にテロップを入れることで、視聴者に効果的に訴求できることが分かります。以下の項目で、テロップを活用する際のポイントをご紹介します。

文字数や表示時間、色や書体に気を配ることはもちろん、アニメーション効果をつけてユーザーの目を惹き付ける、という工夫も有効です。

テロップの文字数と表示時間

テロップに表示する文字数は、多すぎても少なすぎてもいけません。一般的に人が読み取れる文字数といわれている、1秒間に4文字を目安にテロップを表示しましょう。アルファベット表記の場合は、1秒間に10文字が目安です。

事例としてご紹介した「クラウド会計ソフト freee」のように、セリフをテロップで表示する場合は、視聴者が読みやすいように充分な表示時間を確保しましょう。

単語によっては読みやすさが異なるため、編集中の動画を常に確認しながら、表示する時間を調整してみてください。

また、テロップを切り替えるときは0.5秒以上の間隔を空けるのが理想です。テロップ切り替えの間隔を空けることで、より映像に集中できます。

テロップの色と書体

テロップの色は、視認性を意識して選ぶことが大切です。背景色と同系統のものを選ぶと見づらくなるので、背景色から大きく離れた色を選びましょう。例えば背景色が白の場合は、黒や濃いグレーなどを選ぶと見やすくなります。

また、テロップの書体によって、文字の印象は大きく変わります。例えば明朝体は横線に対して縦線が太く、横線の右端などに三角形の山がある書体で、繊細さや上品さ、高級感などの印象を与えます。

一方、ゴシック体は横線と縦線の太さがほとんど同じ書体で、カジュアル感や力強さ、安定感などの印象を与えます。

 

コンテンツは短くまとめる

動画の長さは1分以内が理想です。尺の長い動画は、視聴するのが面倒くさいと思われやすく、データの通信制限などの理由から避けられることもあります。また視聴されたとしても、動画の時間が長くなればなるほど、最後まで視聴される確率は低くなります。

なお、動画を掲載するメディアによって適した長さは異なります。米HubSpot社はさまざまなデータをもとに、Facebookなら60秒、Twitterなら45秒、Instagramなら30秒が理想的な動画の長さだと提案しています。

基本的には1分以内を意識しつつ、どのメディアに動画を掲載するのかも考慮して制作するようにしましょう。

参考: How Long Should Your Videos Be? Ideal Lengths for Facebook, Instagram, Twitter, and YouTube [Infographic]

 

画面の切り替えエフェクトを使う

無音で視聴されることを考慮すると、画面の切り替え時にエフェクトを入れて目を引くことも効果的です。

つなぎ目に活用できるエフェクトには、徐々に映像を消しつつ次の映像を表示するフェードアウト・フェードイン、画面が徐々に白くなって次の映像に切り替わるホワイトアウト、ラインが通りすぎるのに合わせて映像が切り替わっていくワイプなどがあります。

シーンが切り替わるタイミングなどに合わせ、切り替えエフェクトを効果的に使用しましょう。

 

無音でも視聴者に伝わる動画を制作しよう

動画が無音で視聴されることの多い現代では、サイレント状態でも伝わる動画の制作が必要不可欠です。

内容が伝わるようなテロップを入れる、隙間時間の視聴を想定して1分以内で作る、切り替えエフェクトを適度に入れて目を引くなどの工夫を施し、効果的に宣伝できる動画を制作しましょう。

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