社内イベントで動画を作成するメリットは?動画を効果的に活用しよう

社内イベントで動画を作成しようと思っても、どのような動画にすべきなのかがわからないという広報担当の方が多いと思います。社内イベントを成功させるためには、イベントを盛り上げ、社員の満足度を高める必要があります。そこで効果的なのが動画です。
社内イベント用の動画を作成することで、会場の雰囲気が盛り上がったり情報をわかりやすく伝えることができたりと、さまざまなメリットを得られるでしょう。しかし、伝えたい内容や目的によって、動画を作成する際の手法は変えるべきですし、それぞれの手法によって得られる効果も変わってきます。
そこで今回は、社内イベントで動画を作成するメリットや効果、手法をご紹介していきます。
Contents
社内イベントの目的
そもそも社内イベントを開催する目的は何でしょうか?目的を理解していないと、どのような動画を作成すべきなのかが見えてきません。
まず、社内イベントの目的は、主に「社内のコミュニケーションを促進する」、「社内の一体感の醸成を図る」「社員のモチベーションを向上させる」「会社の理念やビジョンを浸透させる」の4つです。
この中でも、特に「社員のモチベーションを向上させる」、「会社の理念やビジョンを浸透させる」の2つは、動画を作成することでより効果が期待できるので目的の達成に近づきます。
社員のモチベーションが向上する動画
社員のモチベーションが向上する動画の例として、お客様からのメッセージ動画があります。仮に、自分が販売・開発に関わった商品やサービスに対して、「○○の商品をいつも使っている」「説明をしてくれた社員さんが優しかった」などの感想が資料に書かれていたとします。
正直資料では、お客様の顔を確認できないので「本当にお客様が喜んでくれているのか」ということを、社員は実感しにくい部分もあります。しかし、お客様の生の声を動画に撮ることで、より実感することができます。動画にすると、より一層お客様の喜びが伝わりやすく、社員のモチベーションが向上することでしょう。
上記の動画のように、お客様の声を動画にする場合はインタビュー形式にすることをおすすめします。また、質問をテロップで表示しておくことで、社員はお客様が何について答えているのかを常に把握することができます。お客様が答えた内容の中の重要な単語や、社員が喜びそうな言葉もテロップにすると、強調する効果があります。
さらに、お客様の声を伝える動画は、会社説明会や展示会で流すことも効果的です。自社ブースの前で動画を流すことで、自社の商品やサービスをアピールすることができるのです。そうすることで、就活生や見込み顧客に対しても良い印象を与えることができるでしょう。
会社の理念やビジョンを浸透させる動画
会社の理念やビジョンを社員に浸透させるためには、会社のトップや責任者からのメッセージを動画にすると効果的です。
会社のトップからのメッセージ動画では、主に企業の動向や業績、市場の変化、今後の方針などを伝えるようにしましょう。そのような動画を作成することで、経営層と社員間の距離が縮まり、会社への忠誠心が高まるという期待が持てます。
社員に会社の理念やビジョンを浸透させたい場合は、インタビュー形式ではなく、カメラ目線で話しかける手法を取るべきと言えます。
インタビュー形式では、目線がインタビュアーにいってしまうので、浸透力に欠けてしまいます。しかし、カメラ目線で動画を撮影することによって、話し手の気持ちが伝わりやすくなります。そのような動画手法にすることで、会社の理念やビジョンをより浸透させる効果があるのです。
インタビュー形式の手法は、何か変更点があったときに、それを伝える手段として効果的です。企業方針や社内のルール、商品、サービスといったものが変更される場合、社員の理解を得て、疑問をなくさなければなりません。
責任者が変更するポイントや理由を誰でも理解できるよう、動画でわかりやすくまとめましょう。会社全体に関わることならば、なおさら動画を撮影して効果的に伝えましょう。
社内イベントで動画を使用するメリット
それでは次に、社内イベントで動画を使用するメリットをご紹介します。社員イベントの目的を達成することができるというのも大きなメリットと言えますが、この章では、動画が本来持つメリットをご紹介します。
動画は情報伝達力に優れている
まず一つ目のメリットとして、動画は情報伝達力に優れていて、人の記憶に残りやすいというメリットがあります。文章を読むとき、人は目で文字を追い、頭で考えながら読まなければなりません。しかし、動画の場合は、流れている映像を見ているだけで良いのです。文章よりも手軽ですし、見ている人が興味を持ちやすいと言えます。
また、人は本能的に動くものに目が惹きつけられるため、文章や画像よりも動画の方が素早く内容を認知することができます。
The State of Security with Satya Nadella and Brad Smith
例えば上記の動画のように、新たな商品やサービスを紹介する際に動画を使用することで、わかりやすく魅力的に伝えることができます。図やグラフを使うと、イメージがつきやすいことから、より効果的に伝えることができます。
動画は感情や雰囲気を盛り上げる
2つ目のメリットは、動画は人の感情やその場の雰囲気を盛り上げる効果があるということです。そういったメリットを社内イベントでも活かしましょう。動画の効果で会場の雰囲気を盛り上げることができるので、「イベントが成功した!」という実感が持てるでしょう。
特にオープニング動画は社員の高揚感を高め、イベントに積極的に参加する気持ちを作り上げてくれます。また、社内イベントへの期待値を高める効果もあるのです。オープニング動画には、社内イベントの詳しい内容や、「何の目的で今回の社内イベントが行われるのか」を社員たちに明確に示すことができます。
ワールド・ワン/社内イベント/2017夏の陣プレゼン大会オープニング動画
カジュアルな雰囲気を演出したい場合は、笑いを誘うような動画作りを意識すべきです。あえて内容を詳細に伝えない、ティザー動画のような手法を用いると、見ている人の興味をそそる効果があります。
動画を使用することで、コストが削減される
3つ目のメリットは、コストを削減できることです。動画を作成することで、資料を配布する必要がなく、ペーパーレス化に繋がります。紙や印刷代のコストを削減できるだけでなく、環境にも優しいので、会社のイメージアップに繋がります。
もちろん、動画制作にはコストがかかります。しかし、動画はさまざまなシーンで活用することができるという強みがあります。社内イベントでだけではなく、展示会や会社説明会、セミナーでも効果を発揮することができるというのは大きなメリットです。動画には繰り返し使うことができるので、ぜひ活用していきましょう。
社内イベントを成功させよう
これまで、社内イベントで効果的な動画の手法や、動画そのもののメリットをご紹介しました。今回ご紹介した手法以外にも、CGを使った動画やアニメーション動画など、さまざまな手法があります。
しかし、自社で作成するには難しい場合や、通常の業務で忙しく、動画制作に時間と人をかけられないといった悩みもあると思います。そのような場合は、動画制作会社への依頼をおすすめします。動画制作会社に依頼することで、CGやアニメーションを駆使したハイクオリティーな動画を作ることも可能です。ぜひ動画を効果的に使用して、社内イベントを成功させましょう。